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今日の音、昔の音。
日曜日だった昨日は強い強い風の一日。
道村先生の講座をオンラインで受けていましたが、途中でベランダの網戸が外れてびっくり!!
今日は雨の月曜日。
風はほとんど無く、
しとしと。しとしと。
土曜日参観日だった息子と過ごす午後の時間。
私は読書。
彼はアニメ。
お互いにまったりした時間。
「ママ、雨って友達と公園で遊べないし、
スイッチ(任天堂のゲーム機)持って出たら壊れるかもしれないから嫌だったけど、
逆に外が静かで家で好きな事出来るからいいね」
ほー、
息子の言葉で昔の記憶が出てきました。
私が子供の頃に習っていたピアノ教室。
個人の先生の自宅でやっていたお教室でした。
古い建物とコーヒーの匂い。
ピアノのある部屋の途中にある先生の書斎。
書斎にある日焼けた茶色くなった大量の古書と楽譜。
奥のピアノの部屋はグランドピアノと2人がけの深い赤色のビロードのソファとローテーブルだけがピッタリおさまるだけの空間。
オレンジ色の間接照明が2つ。
壁には額装された布に描かれたシンプルな日本画。
少し高めの音のメトロノーム。
先生の優しい声。
ふとした時に、思い出すピアノのお教室の映像に
必ず付いてくるのが、
雨の音。
なぜか晴れた日を思い出すことはなく、
いつも雨だった日のお教室の景色。
きっと、今日の息子と同じ。
晴れの日は外へ向く気持ちがあるから、
どこか気持ちがソワソワしながらピアノを弾いていたのかもしれません。
雨の日は、外が閉ざされて、
外で遊ぶ諦めもついて、
ピアノのお教室の空間にすっぽり包みこまれて。
きっと、私が集中できたタイミングが、
雨という環境が加わった時のピアノ教室だったのだと思います。
今思い出しても、
とても“芸術の香り”がするピアノ教室でした。
雨、音、環境。
皆さんも何か思い出すことはありますか?